FOUJITA 映画の感想

ウエダリクオ氏と親しくさせていただくようになってから、私もアートとか美術にも興味をもつようになった今日このごろです。

先日は、メガアートストレージ北加賀屋を見物しに行って、このたび、映画「FOUJITA」も見に行ってみました。

FOUJITAとは藤田嗣治のことですね。美術関係の本を読んでいたら、必ずと言っていいほど出てくるお名前です。どんな人かサッパリ知らなかったんですけど、新聞の映画紹介にあった、オカッパでロイド眼鏡、ちょび髭姿を見て、俄然興味がわきました。オダギリ・ジョー主演、小栗康平監督作品。

マニアックな映画なのか、大阪で上映しているのは1館のみ。梅田スカイビルにある、シネ・リーブル梅田だけでした。平日の午前中に行ったら、お客はオジサンオバサンばかりです。

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で、感想ですけど、予備知識がなければ、なんだかよくわからん映画だったかも。この映画を見る人は、藤田嗣治の事をよく知っているという前提なのかもしれないですね。

パリや、日本の田舎の景色など、映像は美しくて写真集みたいでよかったです。このパリでテロが起こったのかーとか思いながら見ておりました。映画ではパリはナチスドイツに制圧されるんですが、戦争のシーンは全然出てきません。

藤田嗣治の作品は、最後のシーン以外、チラチラしか出てなくて、もっとじっくり見たかったように思います。

乳白色の肌とかアッツ島玉砕とか。

(実物のヌードはたくさん出ていたので、よかったです。)

動きは少ない映画です。一緒に行った妻は、スースー寝息を立てており、3回くらい肘でツンツンしました。

この映画自体が、現代アートみたいな感じでしたね。わかりやすい商業的エンターテイメントじゃなくって、見る人に感じ方は任せる、みたいな。

TOHOシネマズなど、メジャーどころで上映しないのもわかるような気がしました。

ウエダさんも映画になるくらい活躍されますように!


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