ウエダリクオさんの作品は、風が描いてくれるということで、自分で描くのはサインだけ、ってことなんです。
これが本当の、風流というのでしょうか?
はがき大のサイズから、超大型のサイズまで、いろいろ作られていますが、初めて見た時は、なんだか意味がよくわかりませんでした。現代美術ってそんなものでしょうが。
葉っぱにくくりつけられたペンが、ゆ~らゆらと好きな様に線を描いていくんですね。
その時によってまったく模様は違っていて、おっこれはいいな、とか、これは和むなあ、とか、いろいろ見比べているうちに、見る目が養われてくるような気も、します。
森のなかとか、井戸の上とか、庭園とか、ガラクタに囲まれたバックヤードとか、つくられた環境によって作品の雰囲気とか、メッセージ性とか、特徴がでるのか、でないのか、よくわかりませんが、私はこの作品がわりと好きです。