2024-10

ブログ「遠き山に日は落ちて」

遠き山に日は落ちて 第16話 NYからの電話 1990年8月2日

玄関の前、夏の日差しを避け、軒下にダンボールを敷きつめ作品を作っていた。そこは、奥まった路地になっていて、屋根の間から見える四角い空を数本の電線が斜めに切っている。コンプレッサーの音がぶるぶると響き、コンクリートが白く光る。半開きの引き戸の...
ブログ「遠き山に日は落ちて」

遠き山に日は落ちて 第15話 12時半の男 

2002年の8月に、危篤だと連絡が入った。毎週、判で押したように夜中の12時半になると電話が鳴る。順番にかけていくと、この時間になるのであろうか。「おう、どないしてるう」その電話ももう掛かってこなくなった。橋本君の家へ行ったことがある。JR...