堺市にある、メキシコ料理の美味しい、ベリーダンスが楽しい、オランダ人のオーナーが経営しているダイニングバーに、アフガニスタンからのお医者さんや、他の縁ある人と、そしてウエダリクオさんとで、お食事に行ったのです。
ファンブログ管理人の私の妻と5歳の娘も一緒に行きました。娘もダンサーと一緒に腰をくねくねさせて踊っておもしろかったです。
最近のウエダさんは、このアフガニスタンからのドクター(留学生)の応援をずいぶんされてます。お国の政情が不安定で、大変みたいですが、ウエダさんも作品が売れないと経済的には大変なので、大変な人が大変な人を支援しているような感じで大変です。
まあ、気が合うんでしょう。
ドクターは、お国の木の実をくれたりして、いい人です。
松の実??
店のオーナーのジョージさんもいい人です。
楽しくお酒もすすみ、いいかんじになったウエダさんから、現代美術についてのお話を聞くことができました。
なるほど! と思ったので、忘れないように書いておきます。
Contents
現代美術は最先端
現代美術・アバンギャルドというのは最先端という意味なんだそうです。それは知らなかったです。
辞書で調べるとアバンギャルドとは、
〈前衛〉の意。もとは先頭に立つ少数精鋭部隊を意味するフランスの軍隊用語。転じて因習,伝統,権威に反逆し,表現形式の変革を試みる芸術をさす。前衛芸術。したがって特定の主義,流派ではなく,時代の先端に立つ革新的な芸術傾向の総称。
とありますね。(百科事典マイペディア)
つまり、まだ誰もやっていないこと、だれも知らないこと、誰も思いついてないことをやっていくのが、アバンギャルドであり、前衛芸術であり、現代美術ということですね。
やっている時点では、誰からも認められていないのが、現代美術なんだってことです。
そして、そんな美術やアート・音楽が、科学とか哲学とかに影響を与えて、世の中の変化のきっかけになっていくのが本来の姿であって、すなわち、科学とか哲学とかより先端を走っているのが現代美術なのです。
だから展覧会で人気が出たり、売れっ子になったりしたら、それは世間に認められたということだから、その時点で、アバンギャルドでなくなってしまう。売れている現代美術は現代美術じゃない、ということになってしまうわけです。
だから、売れなくてもいい!というか、売れたら終わり!
でも、売れないことには食っていけない・・・
そこが理想と現実の矛盾点でありましょう。むつかしいものですねえ。
2016年ギャラリーいろはに ウエダリクオコレクション展覧会
これが王侯貴族の時代であれば、べつに儲からなくってもいい、というパトロンがついたりするんでしょうが、現代社会では、誰も認めていない最先端より確実な利益を求める企業くらいしかスポンサーにはなってくれませんよね。
現代美術には厳しい現代社会です。
ということで、ウエダさんの作品を、意味がサッパリわからなくてもいいので、ぜひ買ってください。
売っているところ
↓
>>ギャラリーいろはに
2016年12月2日より12月28日は、「ギャラリーいろはに」にて、ウエダリクオコレクション+αの展覧会があります。3日4日の土日の午後2時頃からは、ウエダリクオさんご本人もギャラリーにおられるそうです。
このブログを見てしまった方、ぜひ万障お繰り合わせの上、お越しください。