“letter” Rikuo Ueda at Sankt Peter Koln

ドイツ、ケルン市内にあるカトリック教会、サンクトペーターケルンにてのウエダリクオさんの個展”letter”が、開催されています。(2018年5月17日より7月15日)

亡くなった奥様に送った手紙の返事を待っているので、”letter”です。

ウエダリクオさんが奥さんに送った手紙は、ウインドドローイングの絵葉書。

お返事は、音楽でした。

以下、”letter”のパンフレットより、引用。

 昨年の11月にタイのクラビを訪れた時、宿泊したホテルの庭木と風を使って絵はがきにドローイングを描きました。それを、6ヶ月前に癌で亡くなった妻あてにクラビから送りました。僕は、その返事をまっています。サンクトペーター教会に設置するインスタレーションは、彼女からの返事をもらう為の作品です。

サンクトペーター教会の二階に設置したロッドが一階の水盤までのびて、先端にペンが取付けてあります。ロッドの途中には雁皮紙で作った羽が付いています。水盤にはケスラー神父が聖水を入れ、ドローイングペーパーが浮かんでいます。現代音楽作曲家の玉城正紀氏が、教会内の聖風でゆれるペンの動きにあわせてパイプオルガンを弾きます。この音の振動が、ロッドの動きにフィードバックされてペンの動きが循環します。このようにしてオープニング時に、聖風、聖水、レクイエムによるドローイングが描かれました。

5月20日の聖霊降臨の日には、サンクトペーター教会の主席オルガニストのドミニクズステック氏が、メインのパイプオルガンをペンの動きにあわせて弾き、その音に反応した玉城正紀氏がコラールオルガンを弾きました。この3人でのコラボレーションは、8000本のパイプと打楽器、ダンパー等を備えた特殊なパイプオルガンと即興により刺激的なものとなりドローイングが描かれました。

風が吹かねば音がならない、つまり、返事は来ない、でもまあ、それでもいい、というお話でありましたが、みごと、素晴らしい音が奏でられたということでした!

現代音楽とウインドドローイング

こちらは風の動きを合わせながらコラールオルガンを弾く現代音楽作曲家の玉城正紀氏です。

現代音楽と現代美術のコラボレーションです。

この教会のパイプオルガンは、なんと8000本のパイプでできているそうです。

楽譜

以下のユーチューブの音楽は、風によって描かれたウインドドローイングを「楽譜」にした、サンクトペーター教会の主席オルガニスト・ドミニク氏の演奏です。

なんとも不思議な音楽です。

Dominik Susteck: Weite (inspiriert von Rikuo Ueda)
00:00 Gleisend
06:46 Geometrie
12:03 Konfusion
18:45 Horizont
24:29 Treppen
31:06 Traum

Orgel der Kunst-Station Sankt Peter Koln
Dominik Susteck, Orgel
Petra Kremer-Horster, Foto


ウインドドローイングに合わせてパイプオルガンを鳴らすドミニク氏。

取材を受けるウエダリクオ氏。


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